在留資格(ビザ)以外で日常生活では必要になる費用があります。外国人であっても、日本にある銀行はビザ手続きの市役所や区役所と同じく欠かせないサービスで、 銀行口座開設 は必要です。ビザの値段や手数料以外にもコストは必要になります。日本に多く店舗を持つメガ3と呼ばれる都市銀行の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、そして東京都と神奈川県下に多くの支店のある城南信用金庫、ネットバンクを代表して住信SBIネット銀行のそれぞれのサービスを比較して最安値を出してみました。
あわせて、海外送金と法人口座開設についても後ほど解説します。
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サービスの概要
前述のいずれの銀行も銀行業務として預金(普通預金・定期預金)、国内振り込みサービスはもちろんあります。費用に着目して、ATM手数料、国内振込手数料、海外送金の手数料を比較して最安値を出してみました。
(ATM)
手数料はキャッシュカードでの料金で記載しています。ネット銀行の住信SBIネット銀行以外は、店舗での預け入れや引き出しも可能です。手数料の無料の時間は若干ですが違いはありますが、住信SBIネット銀行の24時間利用可以外はほとんど同じような内容になっています。
(国内振り込み)
安いのは住信SBIネット→三菱UFJと三井住友なります。住信SBIネットのスマプロランクは割愛しますが詳しくは住信SBIネットのサイトをご覧ください。
(ネットの運営)
各銀行とも名前こそ違いますが、ネットバンクの機能はあります。
(外国人口座開設)
すべての銀行で開設可能ですが、手続きが異なっています。後ほど解説します。
(海外送金)
手数料に違いがあります。
単位:円で消費税込み
三菱UFJ | 三井住友 | みずほ | 城南信金 | 住信SBIネット銀行 | |
国内振り込み手数料 (他行あて3万円以上) | 220円 | 220円 | 330円 | 440円 | スマプロランクで無料回数が決まる 無料回数以降は、77円(税込) |
海外送金手数料 | 3000円 | 3500円 | 5000円 | 3500円 | (法人のみ) |
外国人の口座開設
三菱UFJ銀行
(店舗)
運転免許証、またはマイナンバーカードが必要なので持参します。それ以外の書類としては、次のものがあります。
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
- 各種福祉手帳(身体障害者手帳等)
- 住民基本台帳カード(写真付)
- 官公庁から発行・給付された書類で官公庁が顔写真を貼付したもの
顔写真のない公的書類のうち2点としては、次の書類があります。
- 住民票の記載事項証明書
- 戸籍の附票の写し
- 印鑑登録証明書(当該実印をお取引に使用しない場合)
- 官公庁より発行・発給された書類(顔写真のないもの)
なお、来店時の持ち物として、届印の印鑑が必要になります。
(インターネット)
「運転免許証」または「マイナンバーカード」など
なお、運転免許証の裏面備考欄に紙の貼り付けがあるものは、「スマート口座開設」では本人確認書類として利用できません。また「スマート口座開設」で口座開設する場合は個人番号(マイナンバー)の届出は不要です。さらにショートメッセージ(SMS)の受け取りができる自分のスマホ(携帯電話)が必要です。
三井住友銀行
名前や住所が本人の確認書類と異なる場合などは、口座開設をすることができません。
外国為替および外国貿易法上の居住者と判断できない場合は、取引に制約がかかる場合があります。
( 店舗窓口の場合)
必要書類としては、 次の書類などで窓口での口座開設ができます。
1点で手続できる必要書類の例
- 在留カード・特別永住者証明書
- 運転免許証
- 個人番号(マイナンバー)カード
2点で手続できる必要書類の例
次の(1)~(3)から2点、もしくは(1)~(3)から1点とa~cから1点の計2点
(1)各種健康保険被保険者証
(2)国民年金手帳
(3)母子健康手帳
a.公共料金(携帯電話料金除く)・国税・地方税・社会保険料の領収証書(いずれか1点)
b.住民票の写し
c.納税証明書 など
a~cの書類はいずれも、発行(領収)日から6ヵ月以内のもの。
(インターネットの場合)
必要書類
在留カード・特別永住者証明書と、次の(1)~(4)の書類のうち1点の、計2点があれば、ホームページでの口座開設ができます。 必要書類がない場合は、窓口での手続となります。
(1)運転免許証
(2)運転経歴証明書
(3)個人番号(マイナンバー)カード
(4)各種健康保険被保険者証
みずほ銀行
(店舗で口座開設)
準備するものは次のとおりです。
(1)在留カード
在留期間などの確認をします。口座開設のお申込時点で在留期間が3ヵ月未満の場合は、口座開設の受付ができませんので在留期間更新後に申し込みをします。
(2)学生証・社員証
在留資格が留学、技能実習の場合は、在籍の事実や勤務実態などの確認のため在留カードといっしょに学生証や在籍証明書(社員証)などの提示が必要です。
(3)印鑑(シャチハタなどのゴム製印章以外)
口座開設後、在留期限を超過した場合は取引の一部に制限がかかることがあり、在留期限を更新した場合は、みずほ銀行に届けるようにします。
在留期間の満了などによる帰国や日本国外へ転出される場合は口座開設店舗へ問い合わせをして口座の解約手続きが必要になります。
(インターネットで口座開設の場合)
準備するものは次のとおりです。
(1)在留カード 在留期間などの確認が必要です。
次の場合は、口座開設の受付ができません。
みずほ銀行が申込を受付した時点で在留期間が残り3ヵ月未満の場合
氏名・住所が申込と異なる場合
(2)住民票の写し(原本)
(3)社員証や雇用証明書のコピー(入国後6ヵ月経過していない場合のみ)
日本にある会社に正社員として勤務している人は社員証や雇用証明書のコピーを提出します。 内定者、派遣/契約社員、パート・アルバイト、留学生等は更新前の在留カードのコピーを提出します。 特別永住者・永住者は不要です。
(4)指定書([就労制限の有無]欄に「指定書記載機関での在留資格に基づく就労活動のみ可」と記載がある場合のみ)
城南信用金庫
インターネットおよび店頭窓口で口座開設時点に必要な書類は次のとおりです。
(個人)
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
- 旅券(パスポート)
- 各種年金手帳
- 各種福祉手帳
- 各種健康保険証
- 在留カード
- 個人番号カード
などのうちいずれか
(法人)
- 登記事項証明書
- 印鑑登録証明書
住信SBIネット銀行
外国籍の人は、国籍が確認できる次の本人確認書類の提出が必要になります。
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民票の写し/住民票記載事項証明書
海外送金
三菱UFJ銀行
(三菱UFJダイレクト)
インターネットの場合は次の特徴があります。
- インターネットでの手続きの場合は窓口から送金するよりも送金手数料が安くなります。
- 24時間いつでもインターネットから送金の申し込みができます。
- 円預金だけでなく、外貨預金からの送金も可能です。
- 受取人口座を登録しておけば、定期的な送金ができて便利です。
手数料
割安になります。
当行本支店:2500円
現地法人あて他行あて:3000円
(テレビ窓口)
近くの店舗でオペレーターと話しながら送金の手続きができます。
(店頭窓口)
来店の際は来店予約が必要です。事前に店舗に連絡して予約を取っておきます。
送金依頼書を「外国送金Webサポート+(プラス)」で事前に準備しておく必要があります。
下記に3つの違いをまとめています。
三井住友銀行
(SMBCダイレクト)
インターネットの海外送金の特徴
- 24時間申込が可能
- 送金受取人口座を登録
- 外国送金明細照会
- 送金手数料が窓口よりも安い
当行海外支店/現地法人/連携銀行あて:3,000円/件
海外他行あて:3,500円/件
事前にインターネットバンキング(SMBCダイレクト)、郵送または店頭でのサービス申込手続が必要です。
サービスの申込では、個人番号(マイナンバー)を告知する必要があります。
(店頭窓口)
必要な持ち物としての本人確認書類は次のとおりです。原本が必要になります。
- 運転免許証(有効期限内のもの)
- パスポート(有効期限内のもの、かつ住所の記載があるもの)
- 個人番号カード(有効期限内のもの)
- 在留カードまたは特別永住者証明書(有効期限内のもの)
- 各種健康保険証(有効期限内のもの)
- 住民票の写し(発行日より6ヵ月以内のもの)等
みずほ銀行
(みずほダイレクトアプリ)
みずほダイレクトアプリでみずほ銀行口座から外国送金ができますが、みずほダイレクト(PC/スマートフォン)からは利用できません。送金手数料は、一律5,000円で消費税等はかかりません。
次の(1)~(5)を満たす場合に利用できます。
(1)事業の個人を除く、6ヵ月以上日本国内に住んでいる個人
(2)みずほ銀行の店舗で、過去1年以内に同一内容の外国送金をお手続いただいたことがある人
(3)みずほダイレクトアプリを利用して利用カード(アプリ版)を登録している場合
(4)みずほ銀行にマイナンバーを届けいる場合
(5)みずほ銀行に届出の住所・氏名と現在の住所・氏名が一致している場合
これらをすべて満たす場合でも、各送金依頼ごとに別途審査があります。
(店頭窓口)
準備する書類は次のとおりです。
通帳/届け印
運転免許証、在留カード・特別永住者証明書、旅券(パスポート)、個人番号カード、等、氏名・住所が確認できる書類
原資を確認できる資料:給与明細など
送金目的を確認できる資料:留学費用(授業料)の請求書など
受取人とのご関係を確認できる資料など
城南信用金庫
外国送金は、お取引口座のある営業店の窓口にて手続きをします。
取扱通貨は、以下の15通貨です。
日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、英ポンド(GBP)、オーストラリアドル(AUD)、カナダドル(CAD)、スイスフラン(CHF)、デンマーククローネ(DKK)、香港ドル(HKD)、ニュージーランドドル(NZD)、ノルウェークローネ(NOK)、シンガポールドル(SGD)、スウェーデンクローネ(SEK)、タイバーツ(THB)、人民元(CNY)
人民元(CNY)は、法人だけの取り扱いになります。
海外送金手数料 は、店頭扱いの場合7,500円ですが 外為Web扱いとなると3,500円で安くなります。
住信SBIネット銀行
個人は海外への送金はできません。
法人の場合は海外送金は利用できますが、事前の申込みおよび当社所定の審査が必要になります。
法人口座開設
三菱UFJ銀行の例だけに割愛させていただきます。
三菱UFJ銀行
(WEB申し込み)
WEB法人口座開設は、普通預金口座を新規に希望される国内の法人及び外国企業の日本法人・日本支店が対象となります。
WEB面談があります。面談を実施するため、カメラ付きの端末(PCまたはスマートフォン)が必要になります。
次いずれかに該当する場合は、店頭での申し込みが必要となります。
来店予約の上、店頭で手続きをします。
- 組合・任意団体(業界団体・サークル等)
- 既に法人口座をお持ちで、同じ支店で2つ目以降のお申し込み
- 国外法人(外国企業の日本法人・日本支店は除く)
- 個人事業主
(店頭での申し込み)
必要な書類は次のとおりです。
- 履歴事項全部証明書(発行から6ヵ月以内)
- 法人の印鑑証明書(発行から6ヵ月以内)
- 取引担当者の「公的な本人確認資料」
例:運転免許証、パスポート、個人番号カードなど
2020年2月4日以降発行の新型パスポートについては、もう1点別の確認資料が必要になります。
許認可・届出・登録等が必要な業種の場合は許認可・届出・登録等の完了が確認できる資料(法人名義・有効期限内)が必要になります。
代表者や取引担当者が外国籍の場合は在留カードが必要になります。
株主や役員など、事業活動に支配的な影響力がある者がいる場合は、実質的支配者を確認できる資料である実質的支配者リストの写し、株主名簿、有価証券報告書、本人確認書類などが必要になります。
参考:三菱UFJ銀行
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