外国人転職向けハローワークなどの求人サイトの使い方

日本で働く外国人にとって、外国での転職活動は不安や疑問が多いかもしれませんが、日本には外国人転職支援機関や求人サイトが数多くあります。

公的機関の「外国人雇用サービスセンター」や「ハローワーク」、民間の求人サイトや外国人向けのサイトについて詳しく解説します。

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外国人雇用サービスセンターの利用

外国人専門の職業相談機関

外国人雇用サービスセンターは、外国人労働者向けの厚生労働省が管轄する就職支援機関です。日本語があまりできない人や、日本での就職活動に不慣れな人に対して、専門の相談員が多言語でサポートしてくれます。全国の主要なハローワークに併設されていますので、転職を希望する外国人は利用できます。

参考：厚生労働省

サービス内容

・職業相談・職業紹介

在留資格に合った求人の紹介や企業への応募のサポートしてくれます。外国人転職者を積極的に採用している企業の求人情報を紹介してもらえます。これまでの職務経験やスキルを考慮したマッチングが期待できます。

・履歴書・職務経歴書のサポート

日本の書類の作成方法指導をしてくれます。日本の企業が求める応募書類の作成方法や、転職活動での面接の注意点などを具体的に指導してもらえます。

・面接指導やマナーの研修

日本の企業文化にあった面接対応方法の指導をしてくれます。

・外国人向けの就職説明会・セミナーの案内

その他、説明会やセミナーも実施されています。

対象者

日本で就労可能な在留資格、技術・人文知識・国際業務、特定技能、定住者、永住者などを持っている外国人です。

利用方法

東京・大阪・名古屋・福岡などにあるセンターの所在地などを確認します。

電話やネットなどでの事前予約が必要な場合もあります。在留カードや履歴書を持参して来所します。センターでは日本語・英語・中国語などの対応ができます。

ハローワークの利用方法

ハローワークは全国どこでも利用できる公共の就職支援機関です。ハローワーク（公共職業安定所）は、外国人であっても在留資格があれば利用できます。ハローワークは、厚生労働省が運営しています。

参考：ハローワーク総合（案内）サイト

利用対象者

永住者、定住者、日本人の配偶者など、就労制限のない在留資格保持者です。就労が可能な在留資格（例：技術・人文知識・国際業務、特定技能など）を持つ外国人が対象です。

利用の方法

１．最寄りのハローワークへ行きます。

　外国人対応の職員がいるか事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

２．求職者登録します。

　在留カードと本人確認書類を提示して、求職申込書を記入します。

３．求人検索と相談をします。

　自分で検索端末を使ったり、窓口で希望条件を伝えて求人を紹介してもらいます。専門の相談員に、希望する職種や条件、これまでの職務経験などを相談し、自分に合った求人を紹介してもらえます。

４．雇用保険の手続き

　前職で雇用保険に加入していた場合など、条件を満たせば雇用保険に関する相談や手続きができます。

５．応募と面接

　窓口で応募書類を提出します。企業との面接調整もしてもらえます。

なお、東京・大阪・名古屋など大都市のハローワークでは「外国人専門相談窓口」が設置されており、外国人向けのサポートが提供されています。

民間の求人サイトの利用について

インターネットでは、外国人向けの求人を掲載している民間の求人サイトが多くあります。自宅で応募ができて、職種や条件を検索することもできます。

検索方法

キーワードに「外国人歓迎」「ビザサポートあり」「英語使用」などを入力するようにします。

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